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エヴアンゲリオン 体の悩み 臭い

エヴア零号機の魂が誰のものであるかを 、リツコは知ってはならない。

ナオコの人格が移植されたコンピューター、マギを
「母さん」と呼ぶリツコが、
ナオコの魂を持つ零号機には、
特別な愛着を、全く示さないのは
なぜかという問題である。

言うまでもなく、初号機にユイの魂が宿っているということは、
リツコも、知っているし、
ミサトでさえ、わかっているようである。

第壱話で、リツコが、シンジのことを、
初号機と「わずかでも、シンクロできる可能性のある」子どもであると言い、

さらに、ミサトに「わかっているはずよ」と言うと、
ミサトも「そうね」と、
つぶやいていた。

なにしろ、ユイが初号機の事故で
「消失」したという事実が、
隠しようのないものだったので、

その魂が初号機に取り込まれているという事実は、
ベテランの関係者の目には、明らかだったはずなのだ
(若手の伊吹マヤは知らないようであるが)。

もっとも、この事実は、レイやシンジには知らされてはいない。

おそらく、かくまでおぞましいエヴアの実態を、
十四歳の彼らに教えるのは、
大人たちにとっても、恐ろしいことだったのだろう。

リツコはゲンドウに「レイやシンジ君が、エヴアの秘密を知ったら、
許してくれないでしょうね」
(第拾六話)と発言しているし、

シンジの前であった先ほどのシーンでは
「わかっているはずよ」という、
暗号めいた発言をするにとどまっている。

実際、いくら、使徒の攻撃から人類を護るため
という口実があるとは言え、
純真なレイやシンジにとって、
先ほど述べたようなエヴアの秘密は、
容認できるようなものではないだろう。
(ここで、アスカの名前が出なかったが、
ゲンドウにとっては、アスカは、シンジやレイほどには
特別な存在ではないためであろう)。

では、零号機の魂はどうか。
それが、ナオコのものであるということを、
ゲンドウは、リツコに対して、
隱そうとすれば、充分、隠せる立場にある。

作品の主要舞台である2015年でこそ、リツコは、
技術部門の責任者であるが、
ナオコが零号機に閉じめられた時点では、
リツコは、まだ、新入職員である。

おそらくは、ナオコの魂を、
零号機のコアに閉じ込めたのは、
ゲンドウの側近クラスの技術者か、
ことによると、ゲンドウひとりの仕業だったかもしれない。

そして、零号機に誰の魂が宿っているのかを、
一般の技術者に公表することのメリットなど、何もない。

むしろ、そこに、ナオコの魂が宿っていることを、
その娘のリツコが知ったら、
技術部門責任者のリツコの零号機に対する扱いは、
冷静さを欠くものになる可能性が高い。

であれぱ、ゲンドウにとっては、
この事実は、隠しておいた方が、得策である。

さらに、ナオコの魂を、
生きたまま、エヴアの中に閉じこめるという
ゲンドウのやり方は、リツコに、
ゲンドウの冷酷さを教えるだけである。

この後、ナオコと同じように、リツコに対しても、
ゲンドウは、実際そうなったように、
男女の関係を結ぶことによって、
利用しようとしていたわけであり、

ナオコにたいする処置を知られることは、
こういうゲンドウにとっては、
致命的でさえある。

だから、ゲンドウは、零号機の魂が誰のものであるかを、
リツコには、正しく教えているはずがないのである。

そして、こう考えれば、リツコにとっての「母さん」が、
マギのみであるのも当然である。
引用元
エヴァンゲリオン解読 新版―そして夢の続き


やはり臭いに関しては
男女問わず
不満が多い事が
ハッキリと分かりました!!

(エヴアンゲリオン【ラミエル】のシーン)
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