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ゴルフ 自由な人生を手に入れる

これが水泳です。力は入れない。脇を伸ばして体をひねる。これが水中で力を生むんです。

水中における「力」とは何か?

プールで疎外感を感じた私は、
プール近くの喫茶店で桂コーチの個人レッスンを受けることにした。
ここなら責められることなく、冷静に考察できる。

「それじや、テープルの上に手を置いて下さい」

陸に上がった桂コーチは、水中とほとんど変わらない口調だった。
言われたとおりに右手をテーブルにのせた。

「そのまま、手に力を入れて下さい」

言われるままに力を込める。
コーチがじっと見つめているので、
歯を食いしばって力を込めると、テーブルがカタカタ鳴った。

「今、テーブルを押さえつけたでしょ」
「誰もテーブルを押さえろとは言ってないのに、押さえつけた」

そのとおりである。

「人は力を人れようとすると、必ず下に向かって押さえつけようとするんです」

椅子に座ったまま足、膝、肘、次々と力を入れてみると、
確かに下、つまり重力の方向に向かっている。
力を人れ続けていくと、体はどんどん縮まり、
丸くなって地面に転がっていくことに
なる。
アルマジロのようなものだ。

「水中で力を入れると、水を押さえつけることになります。だから、力を入れてはいけないんです」

「”力を人れる”ではなくて、動かせばいいんですね?」
拙速に考えて、私は訊いた。
「動かそうとしてはいけません」
これもダメである。
「なぜ、ですか?」

「それじや、手を動かして下さい」
私は、テープルに置いた右手を握り、そして開いた。

「今、手、動かしたでしょ」
「はい」

「でも、手以外は全部固定したでしょ」
手のことだけを考えていたので確かにそれ以外は止めていた。

「体のどこか一部分を”動かそう”とすることは
実はそれ以外を固定するということなんです。
水泳は全身で泳ぎます。
だから、どこかを動かそうとしてはいけないんです」

「では、どうすればいいんですか」

ニヤリと笑う桂コーチ。

「このコツプを取って下さい」
おもむろに、コーヒーの入った紙コップを私の左斜め前方に置いた。なんのことはない。
左腕を伸ばし、つかんで取る。

「じゃあ、ここだったら?」
そう言って彼女は、さらに遠くにコップを置いた。
さらに左手を伸ばし、かろうじて取った。

「じゃあ、ここは?」

広いアープルの隅。腕を伸ばしても指で触れるのがやっとで、絶対に取れない。
伸ばし切った状態でいると腕がピリピリしてくる。

「無理です。」

「無理じやありません。反対の手で取ればいいんです」

何を言っているのだろうか。
左斜めにあるコツプは、左手のほうが近いに決まっている。
左で取れないものが、それより遠い右で取れるはずがない。

「いいから、右手で取って下さい」

無理と思いつつ右手を伸ばすと、
取れたのである。

なんで?と自分の体を見下ろすと、
体をひねっている。

ひねると右肩がぐっと前に出て、腕がさらに先まで伸びるのである。
手品を見たようにびっくりした私は繰り返し確認したが、
やはり伸びる。

「腕が伸びているんじゃありません。腕はその長さ以上には伸びないんです。
伸びているのは、
脇の下から腰にかけて張っている筋肉。これを外腹斜筋と言います」

なるほど、ここが伸びるのかと私は脇の下を撫でた。

「それじゃあ、これは?」

そう言って、桂コーチは私の左隣にあるテーブルにコツプを置いた。
私は思い切り体をひねり、
右腕を伸ばした。
わずかながら届かない。
「届きません」

「左の肩を引いて下さい」

するとどうだろう。
すっと右手がさらに3cmほど伸びたのである。
反対側の肩を引くと、
体が開いて、
いとも簡単にひねれるのだ。
こうすると胸のつかえがとれたようで、息もしやすかった。

「これが水泳です。力は入れない。脇を伸ばして体をひねる。これが水中で力を生むんです」

私はその場で、左右交互に脇の下を伸ばし体をひねった。
仮面ライダーの変身のようである。


こうすればよかったのかとうれしくなり、
私はコーヒーカツプに向かって空中を泳いだ。

「寝返りと同じです。
寝返りを打つ時、腕や足で返ります?
あれは体をひねっているんです。
外腹斜筋を伸ばしているから、寝返りを打てるんです」
引用元
「はい、泳げません」

アマチュアがスイングを作っていくうえで
重要な事はたった1つしかありません。
その1つを実践すれば自然と良くなるものです。

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その答えを私は知っています。

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